ブレードランナー
  • 名作紹介
  • 2015-08-04

  • 今回も名作の紹介です。

    ブレードランナー
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    公開  1982年

    監督はエイリアン、ブラック・レインなどの作品を手がけた
    リドリー・スコットです。

    SF映画の最高傑作として、1993年にアメリカ国立フイルム登録簿に
    永久保存登録されたもので、表現された近未来のイメージは
    その後の小説、映画、アニメ、マンガやゲームに強い影響を与えました。

    私達、映像に関わる者たちも大きな影響を受けました。
    映像を依頼される時に、ブレードランナーのあのシーンの感じで、
    とよく言われました。

    主演はハリソン・フォードです。

    内容は、2019年 地球環境の悪化でほとんどの人類は宇宙に移住したが、
    残された人々は地球の人口過密な高層ビルのスラム街に強制的に暮らしていた。
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    一方、資源を確保するため、人間では入れない環境の中で労働する
    「人造人間」を遺伝子工学で造り上げて
    宇宙開拓の前線に送っていた。

    その人造人間は特殊な能力を持つが人間と見分けが付かず、
    しかも経験を積むことで感情が芽生えるため、
    製造者側は4年で死ぬように遺伝子操作を行っていた。

    それを知った人造人間の6人が宇宙船を乗っ取り、
    地球へと密航し、スラム化した街に隠れてしまう。
    そのリーダーは戦闘兵としての能力をもつ危険な人造人間であるため、
    彼らを探しだして抹殺する優秀な追跡者「ブレードランナー」が選ばれた。
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    この作品の世界観が非常に素晴らしく、
    監督は東京の歌舞伎町を参考に作り上げたので、
    ところどころに日本の表現や日本語が飛び交います。
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    ただ、全体的には中華街みたいですが・・

    とにかく街や行き交う住人や乗り物、
    すべてがデザインされています。
    未来的だとクリーンなイメージですが
    この作品は非常に退廃的でカオス的な世界観で表現されています。

    今では普通ですが、この作品がその最初の作品と言えるでしょう。

    その世界の中で、
    命を操作されたモノの感情と
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    それを追い詰める人間。
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    展開もただのSF映画ではありません。

    最後に彼は、なぜ、そういう行動をとったのか
    いろいろと論争になった作品でした。

    ちなみに、この作品が製作されたときには、まだCGが無かったので、
    全てミニチュアや釣り、クレーンでの撮影です。
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    CG制作に係る自分がいうのも何ですが、
    やっぱりCGよりこういう表現の方が味があっていいですね。

    日本ではE.Tが上映された年でした。

    また、2016年に続編が撮影開始されるとのことです。

    予告映像です。


    テーマ : 映画情報
    ジャンル : 映画

    十二人の怒れる男
  • 名作紹介
  • 2015-07-29

  • 今回は名作紹介シリーズです。

    十二人の怒れる男
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    公開  1957年

    テレビドラマからの映画化で、
    名優ヘンリーフォンダがプロデューサー兼主演として参加したものです。

    製作費は350,000ドル、当時のレートで1億2千万円ぐらいですが、
    予算が無くても名作が生まれた代表的な映画です。

    内容は、スラム育ちで札付きの18歳の少年が
    父親を刺し殺した事件の陪審員として
    12人の男たち(当時は男性のみ)が呼ばれた。
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    冒頭すぐに陪審員達は陪審室に移動し、
    12人全員の意見が一致するまで、その部屋に缶詰状態になる。

    時期は夏、湿気のある最高気温状態で、部屋にはクーラーが無い。
    ちょうど今の時期と同じです。

    少年の裁判には明らかに有罪である証拠が揃っていて、
    陪審員が有罪で一致すれば死刑になる裁判です。

    証言1.
    下の階に住んでいる老人。
    少年と父親の言い争う声と、人が倒れる音を聞き、
    直後に部屋のドアから、少年が階段を降りていくのを見た。
    証言2.
    ビルの真向いに住む女性。
    高架橋を走る電車ごしに、父親を刺す少年を見た。
    証拠1
    父親に刺さったナイフが少年が持っていたナイフと
    同じナイフだった。
    証拠2
    少年の犯行時刻のアリバイが無い

    以上より、この陪審は簡単だと思っていた陪審員たち。
    彼らは一般人で、引退した老人や学校の先生、セールスマンや労働者、
    経営者や株仲介人などが集まっていた。

    皆予定があるし、蒸し暑い部屋から一刻も早く出たいと思っていたので
    すぐに有罪の決を取るが、
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    一人だけ疑問があるということで無罪を主張する。

    他は皆、簡単に済ませたいと思っていた人達だったので
    険悪な状態になってしまうが、
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    主人公が疑問を一つ、一つ投げかけていくにつれ、
    陪審員たちも一人、また一人と同じように疑問をもつようになる。
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    最初に一瞬だけ裁判シーンがありますが、
    舞台はクーラーが無い狭い部屋の中だけです。
    登場するのも、この12人のみです。

    それでも、主人公の一言をきっかけに、
    どんどん引き込まれていきます。
    そして遂に最後の一人が無罪と言うところが最高潮です。
    12人の役者の見事な演技力です。

    作品は古く白黒ですが、部屋の蒸し暑さやイライラ感、
    疑問に気づいた衝撃がはっきり伝る見事な映画です。

    固定概念とか感情ではなく、公平な判断が如何に大事かを教えられます。

    冒頭に少年をじっと見つめるカメラも印象的でした。

    私の一押しの名作です。

    予告映像です。


    テーマ : 映画情報
    ジャンル : 映画

    アメリカン・スナイパー
  • 映画紹介
  • 2015-07-13

  • 今回は好きな監督の作品です。

    アメリカン・スナイパー
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    公開  2015年
    製作費  58億円
    興行収入 約400億円

    アカデミー賞の音響編集賞を受賞しています。
    北米の戦争映画の興行収入で、
    今まで1位だったプライベートライアンを抜いたとのこと。
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    監督はクリント・イーストウッド
    内容はイラク戦争の「伝説の狙撃手」、敵からは「ラマーディーの悪魔」と呼ばれた
    実在のクリス・カイルを題材にした映画です。

    テキサスで生まれ典型的なアメリカ人として育った主人公は
    カーボーイか軍人になりたいと思っていたが、
    アメリカへのテロを切っ掛けに海軍に入隊し、
    そこで狙撃の才能を発揮する。

    1度目の派遣で、初めて狙撃したのは、
    米軍の車列に爆弾を抱えて突っ込もうとした母と子だった。
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    そこから狙撃の数を積み上げていき、
    いつしか仲間から「伝説」と言われるようになり、
    敵から賞金がかかるまでになる。
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    ところが敵側にも、シリア出身で元オリンピック選手だった
    狙撃手ムスタファがいた。
    彼に仲間達が狙撃されたことで、4度目の派遣までして
    ムスタファを探し続けた・・・

    イラクでは戦場で狙撃し、
    アメリカでは妻と息子と娘が待つ、普通の家庭に戻るのを繰り返すうち、、
    次第に精神を病み、平常心が保てなくなる。

    この主人公のクリス・カイルはアメリカでは有名で、
    退役した後、サポートしていたPTSDに悩む元兵士に射殺されてしまいます。

    この作品はもともと、プライベートライアンのスピルバーグが
    監督をする予定でしたが、結局はクリント・イーストウッドが
    やることになったとのこと。

    撮影はモロッコとロサンゼルスの郊外で撮られたらしいですが
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    ちゃんと戦車も出るし、実際のようでした。
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    そういう点はぬかりは無いです。
    これで製作費50億は安い気がします。
    たぶん、米軍が全面協力したのでしょう。

    ただ、正直、銃撃のリアル感からいうと
    プライベートライアンの方が格段に上です。
    特殊効果は流石にスピルバーグには敵わなかったみたいです。

    ただ、題材が「アメリカのプライド」と言えるモノだったので
    結果的に観に行く人が多かったのでしょう。

    クリント・イーストウッドも自分の企画ではなく、
    「雇われ監督」でしたので、ちょっと物足らない出来に
    なってしまいました。

    特に主人公の感情演出が弱い気がします。
    まあ、そうは言っても悪くはない映画でした。

    予告映像です。


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    300 帝国の進撃
  • 映画紹介
  • 2015-06-23

  • 今回は私の好きな映画の紹介です。

    300 帝国の進撃
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    公開  2014年
    制作費 約100億円
    興行収入 約289億円

    フランク・ミラーのグラフィックノベルの映画化で、
    2007年に公開された「300」の続編になります。

    紀元前480年にペルシャ帝国から服従を命令されたスパルタ。
    これを拒否したスパルタ王レオニダスは300人の兵で100万もの
    ペルシャ軍と戦い、命を落とすのが前回でした。
    今回は同時間帯にエーゲ海でも大きな戦いが繰り広げていた…
    という内容です。

    今回の主人公はアテナイのテミストクレス将軍で、
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    スパルタと違い、農民やパン屋など一般人の兵をかき集め、
    ギリシャ連合軍としてペルシャ帝国海軍に立ち向かいます。

    今回も兵力の差は100対1で戦うことになるが、
    いろいろな戦術でペルシャ海軍を翻弄する。
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    ペルシャ海軍の総指揮官はこの人
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    冷血ですが魅力的な女性でなかなかいい感じです。
    この人は同じ作家のグラフィックノベル(アメコミ)で
    やはり映画化されたSIN CITYの続編にも出ています。
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    このシリーズは本当に痺れますね。
    カメラとライティングが素晴らしいんです。

    この作品も同じ作家なのでカメラとライティングに
    非常に気を使っています。
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    そして、カメラのクイックアンドスローの見せ方は
    相変わらずで素晴らしく、ほれぼれします。

    ストーリーは戦いだけで単純ですし、
    作品としての評価は分かれるところですが、
    カメラのアングルと動き、ライティングの表現は
    私の求めるレベルでも最高点です。

    ただ、今回の主人公はイマイチです。
    なんというか力強さと目力が弱くて、
    ペルシャ軍の女指揮官の方が何倍も良かったです。

    ただ相変わらず、筋肉ムキムキで暑苦しいですね。
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    予告映像になります。


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    それでも夜は明ける
  • 映画紹介
  • 2015-06-08

  • 今回も映画紹介です。

    それでも夜は明ける
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    公開  2014年

    原作「Twelve Years a Slave」の映画化で、
    実際に主人公が経験したことを描き、
    第86回アカデミー賞の作品賞を始め、
    沢山の賞を取った作品です。

    内容は、
    南北戦争(1861年~1865年)で奴隷が解放される前の1841年、
    自由を許され幸せな家庭を持っていたニューヨークで暮らす
    黒人のヴァイオリニストが、ある仕事の依頼で白人二人と旅に出るが、
    途中、薬を飲まされ、目覚めると自分が奴隷として南部に
    売られたことを知る。
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    彼のように売られたり、闇の中で拉致された黒人達が
    船着き場に集められていた。

    最初は非道を訴えるが、他の黒人達が殺されていくのを見て、
    ついには口を閉ざしてしまう。

    最初に買われた牧場主は比較的優しい人だったが、
    知的なところもある主人公は、他の白人達からは嫌われ
    命を落としそうになる。
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    他の黒人らは仕返しを恐れて見て見ぬふりの状態。

    ただ、すこし運が良かったのはヴァイオリンを引けたことで
    重宝されはしたが、しかし、鞭で撃たれる悲惨さは変わらない。
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    いつか自由になることを信じて、耐え続けていたが
    12年の時間が経っていった・・・

    観ていて、不条理なことばかりで怒りを覚えますが
    この時代の現実を教えてくれる良い作品です。

    演技も素晴らしいし、音楽もいいです。

    欠点を言えば、少し物足りなさを感じます。
    たぶんもっと悲惨な現実もあったと思うのですが、
    もろもろで映像化は出来なかったのでしょう。

    企画の段階ではハリウッド映画界は乗り気ではなかった
    みたいです。

    それをブラッド・ピットが推し進めたらしいです。
    どのような理由で作られたにしても観る価値はあります。

    予告映像です。


    テーマ : 映画情報
    ジャンル : 映画

    プロフィール

     野口秀昭

    Author: 野口秀昭
    30年近くCG映像業界に身を
    置き、CM、展博、ゲームなど
    の映像を担当し受賞作品や
    有名タイトルを多数制作

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