るろうに剣心 京都大火編
  • 映画批評
  • 2014-12-20

  • 「るろうに剣心 京都大火編」です。
    るろうに剣心はご存じ漫画からの実写映画化です。




    漫画・アニメの実写映画化は往々にしてコケます。
    というか成功例をみたことがありません。

    ハリウッド映画は結構成功している例があるんですが・・

    理由はいろいろとありますが、漫画・アニメキャラを実写にかえると
    イメージがおおきくかけ離れるからだと思います。
    もちろん製作側の力量も大きいのですが。

    Wikipediaを見ますと
    製作費   30億
    興行収入  52億+42億

    前後編の2部作を同時に撮影したことは上手いやり方です。
    おかげで興行収入もトータル的には今年の邦画の実質第一位になります。
    この作品はアジアでは非常に人気で、そういう意味でも成功した作品となりました。

    大友啓史監督を私が知ったのはNHKの「竜馬伝」です。
    もともとNHK職員の方でドラマ監督としてデビューし独立した人らしいです。
    「竜馬伝」で一緒に仕事をした佐藤健を起用し、この映画を作ったようです。

    後日、ドラマ批評として大河ドラマについて話していきますが、「竜馬伝」に
    ついて少し感想を述べます。
    大河ドラマにリアル性を入れ込んだ演出で良い作品だったとは思います。

    特に佐藤健は光っていた気がします。
    「汚れ役」が演じられる若い役者は非常に少ないのです。

    そういう意味でも監督はこの俳優を採用したのでしょう。

    それでは批評して行きましょう。
    1.カメラに変なアングルは無かった
    2.映像もふつうのシーンと戦うシーンの色彩をかえることもやっています。
    3.ライトも問題なかったです。
    4.衣装も当時の材質を採用し、汚れも入れています。
    5.メイクも汚しをいれています。佐藤健の眉毛が少々気になりましたが、
      これは原作キャラのイメージを重視したということにしておきます。

    良い点です。

    1.映像技術を十分に理解し使用しています。
      実際にセットを造るところとCGで表現するところを理解した製作を行っています。
      やたらとCGを表に出す作品がありますが、CG製作側としても「うざく」感じます。
      そういうところが無く素直に映像を楽しめました。
    2.スピード感と吊り技術では日本では第一人者でしょう。
    3.俳優陣も原作キャラに近いキャスティングで違和感を感じません。
      ただ師匠だけは「竜馬伝」を引きずりすぎです。
    4.この規模(エキストラの多さ、セットの規模、CG技術の活用など)を
      やっと邦画もできようになったことは良い傾向だと思います。

    悪い点です。

    実は見当たらないのですが、
    題材が漫画からきているので、こういう演技やこういう演出をあえて
    しているのであって、リアル思考から見て判断できないというのが本音です。

    大友監督には次は是非世界に通用するスケールの大きいリアルな作品に
    挑戦してほしいと思います。

    とりあえず、やっと漫画・アニメを実写化して成功した邦画映画を見れました。

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    プロフィール

     野口秀昭

    Author: 野口秀昭
    30年近くCG映像業界に身を
    置き、CM、展博、ゲームなど
    の映像を担当し受賞作品や
    有名タイトルを多数制作

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