沈黙
  • 映画紹介
  • 2015-01-07
  •  
    遠藤周作「沈黙」のハリウッド映画化で、撮影遅延の為、
    渡辺謙から浅野忠信へキャストが変わったというニュースが流れました。

    というわけで今回は「沈黙」について少し書きたいと思います。
    chinmoku.jpeg
    出版 1966年

    この「沈黙」をハリウッドが映画化すると聞いて、少しびっくりしました。

    実は、作品舞台が自分の出身地だというとこで、
    高校時代に読んだ小説だったからです。
    しかも当時疑問に思っていたことに真っ向から向き合っている内容に
    心惹かれて読みました。

    舞台は
    江戸時代初期の長崎です。
    島原の乱の後のキリシタン弾圧が激しい時代に、
    宣教師として潜入してきたポルトガル人が見た想像を絶する弾圧。
    あまりにも酷い拷問の果てに処刑される隠れキリシタンらに「沈黙」する神。
    信仰の意義を問う問題作です。

    これをハリウッドがどう表現するのか非常に興味深いです。
    しかも監督は「タクシードライバー」のマーティン・スコセッシです。
    taxi01.jpg 
    公開 1976年
    主演 ロバート・デ・ニーロ

    超リアルな社会派映画で、名作ですが、あまりにも生々しい作品です。
    そんな監督ですから「沈黙」の内容もリアルになると想像できます。

    でも当時の日本をどこまでリアルに表現できるか・・

    ストーリーの中で、日本的な演出が重要な役割を果たします。
    江戸時代の長崎の街並みが再現されるのも楽しみですが、
    例えば雨、セミの声、日差し、海なども日本的に撮ってほしいものです。

    撮影地は台湾ということですので、少し心配です。
    日本に無い植物や建造物などがでると引いてしまいます。
    しかもあの時代の隠れキリシタンらの生活を思うと、
    とてもじゃないですが綺麗な映像ではありません。

    そしてキチジローという卑屈で汚い人物が登場します。
    彼を汚く見せれば見せるほどストーリーが生きてきます。

    そのようなところをどう表現してくれるか今から楽しみです。

    キチジロー役はイッセー尾形ですが、この汚れ役には竹中直人の方が
    良い気がしますし、人間の深層をえぐる井上筑後守の役には、
    浅野忠信より元々の渡辺謙の方があっている気がします。
    いや、むしろ井上にはイッセー尾形こそはまり役では?

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    ジャンル : 映画

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    プロフィール

     野口秀昭

    Author: 野口秀昭
    30年近くCG映像業界に身を
    置き、CM、展博、ゲームなど
    の映像を担当し受賞作品や
    有名タイトルを多数制作

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